Nano's blog

ドイツでデータサイエンスの修士課程を行うにあたって準備したこと、経験したことを中心に書きます

【ドイツ大学院出願】立志編④ 留学の無料相談を利用する

前回の記事までに書いたように、大学院留学について情報を集めているうちに、様々な疑問・不安が湧いてきました。

それらの疑問に対して、一人で考えて解決できたこともありましたが、人からもらったアドバイスの中で解消できたこともありました。

自分とは異なる立場の人・異なる視点を持った人からのアドバイスは大変有益で、狭まりがちな私の視野を少し俯瞰的にしてくれたと思います。

今回は、留学のコンサルタントの方に無料相談に乗ってもらった際に、参考になったアドバイスについて語ります。

前回の記事はこちらです。

white-tea.hatenablog.jp

出願にコンサルの利用は必要か?

ツイッターでこのようなことを呟いたところ、ある方から複数のコンサルティング会社について教えてもらいました。以下のところです。

アゴスジャパン

アゴス・ジャパン)は、MBA・LLM・大学院・大学留学を目指す人たちのためのテスト対策、出願対策の指導専門校です。(公式サイトより)

TOEFLやIELTS、GMATやGRE, SATなどのテスト対策や、海外大学への出願を全体的にサポートするプログラムを提供しています。

無料イベント無料個別相談も提供しています。

留学ジャーナル

こちらも、高校留学や語学留学、社会人の留学など、さまざまな種類の留学のサポートを提供しています。無料留学相談もあります。

大学院留学コンサルティング

こちらも、高校留学や語学留学、社会人の留学など、さまざまな種類の留学のサポートを提供しています。無料で利用できる、大学院留学セミナー初回コンサルティングもあります。

Beo

beoは2000年、日本で初めてイギリス正規留学を無料サポートする機関として事業を始めました。現在はアメリカやオーストラリアでも数多くの大学や語学学校と提携し、英語圏主要国へのさまざまな種類の留学を支援するサービスをご提供しています。(公式サイトより)

とあり、大学や語学学校と提携して、留学のサポートを行っている点が特徴的です。無料で利用できる留学WEBカウンセリングもあります。

SI-UK

こちらは、イギリスやアイルランドへの留学に特化した留学支援を行う機関です。豊富な無料イベントや無料の個別相談を実施しています。

結局、私は上記のような包括的な出願のコンサルティングは利用しませんでした。ドイツに対応しているサポートが少なかったためと、金銭面での負担が大きすぎると判断したからです。

ドイツの場合は出願に必要な書類を集めて、十分に注意して出願に望めば、自力でできそうだと思いましたが、多くの大学に出願する場合や、出願の手続きが複雑な場合は、留学のコンサルティングを利用するのも一つの手だと思います。

留学の無料相談に参加してみた

おそらく金銭的に厳しい留学コンサルは利用しないだろうと思っていたものの、少しでも留学に関するプロの方をお話しできる機会があるなら試してみたいと思い、留学の無料相談を利用してみることにしました。

留学の無料相談は、DAAD(ドイツ学術交流会)の実施している留学無料相談を利用させていただきました。この時点では、ドイツに出願するだろうとほぼ心の中で決まっており、ドイツに特化した情報が必要だったからです。

留学の無料相談に参加するにあたって、過去に海外大学院への出願を経験された方から以下のようなアドバイスをいただきました。

無料相談の際は、可能であれば現在のGPA(成績書があれば尚よし)、CV、TOEFL/IELTSの成績(英語圏の場合)などあればコンサルタントの方もあなたがどのレベルにあるのか判断しやすくなるかと思います。

ですので、自分の成績、英語力を把握し、CVを作成した上で臨みました。

DAADの無料相談では、実際の合格可能性などを判断してもらえたわけではありませんでしたが、ドイツの修士課程の事情を詳しく聞けて非常に勉強になりました。具体的には、以下のようなことです。

  • Modified Bavarianという日本のGPAをドイツ式に変換する数式のこと

  • ドイツの企業は大学の卒業生を採用する際、インターンシップの経験があることを前提としており、ドイツの学生は休学をしてでもインターンシップに参加すること

  • 理系の日本人の需要が高いこと(MINT: Math, Informatics, Natural Science, Technology)

この話を聞き、私がドイツの大学院に出願するにあたって、より具体的なイメージが持てました。また、出願するにあたって、何をアピールすれば良いかもわかるようになりました。

留学の無料相談に参加して

個人的には、このDAADの留学無料相談に参加して非常に良かったと思います。留学に常に関わっていて、経験も豊富な大人の話を無料で聴けるのは非常に貴重な機会だったと思っています。

また、この留学の無料相談は1人あたり20分しか利用することができませんでした。

ですので、私はその20分を少しでも有意義なものにするために、インターネットを使った情報収集は事前にある程度しておきました。そして、インターネットで調べただけではよくわからなかったこと、ネットだけではあまり出てこない、リアルなドイツの学生事情を中心に質問することを事前にまとめていました。

インターネットで調べてわかることを、専門家に聞くのはとてももったいないと考えたためです。

その結果、この留学相談は非常に私にとって有意義なものになったと思います。

終わりに

自分一人で調べてわかる情報には限界があります。ある程度、インターネットで情報を集め切ったと思ったら、その過程で湧いてきた疑問を専門家にぶつけてみましょう。

留学の無料相談は、情報を集めるために利用するのではなく、自分が集めた情報をもとに思いついたアイデアや疑問を、プロ相手に検証するために使うのがおすすめです。

以下の記事に続きます。

white-tea.hatenablog.jp

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