ドイツ留学の初期に大変だったこと②公共のルール
こんにちは!今回の記事では私が適応するのに苦労したドイツにおける公共のルールについて書きます。
日曜と祝日にほとんどの店が閉まる
これに一番苦労します!日曜と、ドイツの祝日には、一部のレストランやカフェを除くほとんど全ての店が閉まります。一番困るのは、食料品の買い物に行けないことです。
例えば、普通の週の場合は、日曜にスーパーが休みになることを見越して、金曜または土曜のうちに買い出しに行きます。そして、備蓄しておいた食料と合わせて日曜日を乗り切ると言う感じです。
問題は、数日間にわたる休日です。その休日が週末と連結していたりするともっと悪いです。クリスマス(12/24〜12/25)やイースター休暇(3月または4月)などでは、期間中数日間買い物に行けなくなるため、休日の前日までに食料品を買い溜めしておく必要があります。
総じて、自分の家の冷蔵庫にはあと何食分の食材が残っていて、いつ買い物に行くのか、という冷蔵庫のマネジメントが求められます。
ゴミの分別の方法が日本と違う!
ゴミの分別の方法も日本と異なります。ドイツでは以下のようにゴミを分別します。
生ゴミ(Biotonne):茶色いゴミ箱。BIO-MÜLLBEUTELという専用のゴミ袋に入れてから捨てる。
パッケージ(Gelber Sack):黄色いゴミ袋。食品や洗剤・シャンプーなどの空の容器を捨てる
紙類(Papiertonne):青いゴミ箱。リサイクル可能な紙を捨てる。
ビン・カン(Glascontainer):家の敷地内や近所にある、ビンを捨てるための場所に捨てる
残りのゴミ(Restmülltone):黒いゴミ箱
パッケージという区分が日本にはないので驚きました。いまだにゴミの分別には四苦八苦しています。
ペットボトルの回収の仕方
ペットボトルに関しても、日本ではキャップとラベルを剥がしてから、本体をペットボトルとして捨てますが、こちらではラベルを剥がしてはいけません。これをドイツに来たばかりの頃、全てのペットボトルのラベルを剥がして保管していたら、前からドイツに住んでいる友達に「何これ!?」と驚かれました。
なぜラベルを剥がしてはいけないかというと、ドイツにはPfandという容器のデポジット料金制度があるからです。そのラベルにリサイクル用のバーコードが記されていて、スーパーなどでペットボトルをリサイクル用の箱に入れると、バーコードに呼応して10〜20円程度のお金が戻ってきます。
このマーク↓がついているペットボトルがPfandの対象です。
自転車レーンについて
ドイツの歩道には自転車レーンが設置されているところがあり、ここに歩行者が入ると自転車乗りの気を悪くしてしまいます。大抵、自転車レーンは赤くなっているので、赤いところには入らないようにしましょう。
終わりに
郷に行っては郷に従えという言葉があります。ドイツにいても、無意識のうちに日本のルールに則った振る舞いをしてしまう時があります。現地のルールをしっかりと覚え、それを守った行動を取ることは、その社会に市民として受け入れられるはじめの一歩だと思います。