【はてなブログカスタマイズ】両端の丸い左線の見出しを設定する
このブログのデザインは、はてなブログの人気テーマInnocentを導入し、カスタマイズして作られました。その際、見出しや色使いなど色々なウェブサイトを参考にしながらこだわって作ったため、その作業を一つの記事にまとめます。
今回紹介する内容に限らず、デザインCSSのコードを編集する際は、元のCSSのバックアップを取ってから編集するようにしてください!
ブログカラーを一括指定するカスタムプロパティの活用について書いた記事はこちらです。
ブログテーマ
このブログはテーマ"Innocent"を使用しています。
Innocent カテゴリーの記事一覧 - MoonNote
テーマを選んだ基準
シンプルでカスタマイズが容易であるかどうかと、拡張性が高いかどうかです。また、もともとのデザインが非常に洗練されていて(私の好みに合っていてい)、後からデザインCSSで編集する箇所が少ないと思いました。具体的には、サイドバーと記事の幅や、何も加工されていない見出し(あらかじめデザインが入っているとそれをリセットして新たにデザインを加える必要がある)、カテゴリや記事の日付のデザインがクセがなかったところを気に入りました。将来的には、テーマ作成者が追加してくださっている、おすすめの記事一覧をヘッダー下に挿入するなどの機能を実践してみたいです。
はてなブログテーマ「Innocent」に「おすすめ記事リスト機能」を追加しました - MoonNote
丸みのある左ボーダー見出し
このブログの大見出し・中見出しは、最もこだわった部分の一つです。どうしても、左側のみのボーダーを使用し、フラットデザインっぽく、ボーダーの両端を丸めたかったのです。
このブログでは、大見出しにh2を使用しています。デフォルトのまま使っている方はh3が大見出しとして設定されているはずなので、以下のコードをh2からh3に書き換えてご利用ください。
border-leftでやってみた
まず、シンプルにborder-leftをborder-radiusで左ボーダーを丸められるのではないかと思ってやってみました。
すると、ボーダーの左側は丸くなっているのに対し、右側は角のままでした。どうにか、両側を丸めたボーダーを表示できないかと考え、ネットで調べたところ以下の二つの記事が見つかりました。
参考にした記事
カスタマイズにあたり以下の二つの記事を参考にさせていただきました。
一つ目の記事:
CSSだけでborderの端を丸くする | q-Az.
二つ目の記事:
複数行になっても崩れないlistのCSSアレンジメモ | yanagi's memo.
初め、一つ目の記事のみ読んで見出しを作ろうとしたところ、見出しを改行すると表記がずれてしまうという問題が起こりました。二行にわたって左側のボーダーを表示したかったので、二つ目の記事を読んで、複数行にわたって左側のボーダーが表示されるように、コードを改良しました。
一つ目の記事を実践した仕上がり
以下のようになりました。
コード中では、border-leftを設定するのではなく、見出しの直前に縦に細長い長方形の擬似要素を挿入し、その両端を丸めることで、両端の丸いボーダーに見えるようになっています。ソースコードは以下です。 一つ目の記事を参考に記述しています。
.entry-content h2 { color: #000000; padding: 6px 8px; margin-bottom: 10px; padding-left: 20px; font-size:22px; } .entry-content h2:before { background-color: #B61919; /* 線色 */ border-radius: 3px; /* 線幅の半分 */ content: ""; display: inline-block; height: 40px; /* 線の長さ */ margin-right: 10px; /* 線右の余白 */ vertical-align: middle; width: 6px; /* 線幅 */ }
一つ目に加えて、二つ目の記事に書かれていることも実践した仕上がり
以下のようになりました。
一つ目の記事と同様に、細長い長方形の擬似要素を見出しの直前に挿入していますが、top: 0; bottom: 0; left: 0;と指定することにより、見出しが複数行にわたっても、左ボーダーが複数行の高さで表示されるようになっています。ソースコードは以下です。 二つ目の記事を参考に記述しています。
.entry-content h2 { position: relative; color: #000000; padding: 6px 8px; margin-bottom: 10px; padding-left: 20px; font-size:22px; } /* 左ボーダーを記述(細長い長方形の擬似要素を挿入する) */ .entry-content h2:before { position: absolute; top: 0; bottom: 0; left: 0; background-color: #B61919; /* 線色 */ border-radius: 3px; /* ボーダーの両端を丸める 線幅の半分 */ content: ""; display: inline-block; width: 6px; /* 線幅 */ }
可愛い見出しに仕上がりました。
最後に
ほとんどデフォルトの設定のままですが、Innocent本来の持つシンプルさを残しつつ、主にブログカラーを一括指定するカスタムプロパティの活用と、左ボーダーの丸みのある見出しに力を入れてアレンジしました。個人的に気に入っているので、(そしてブログデザインに終わりはないということがわかったので、)特に問題がなければしばらくこのままこのデザインを使い続けようと思っています。ここまで読んでくださりありがとうございました。
【はてなブログカスタマイズ】ブログ中の複数箇所の色を一括指定する
このブログのデザインを考える際、配色に頭を悩まされました。そして、色々な配色を試すにあたって、記事タイトル・サイドバーの色・見出し・目次・日付などたくさんの箇所の色を一つ一つ手作業で変更するのが億劫でした。
色を表す変数のようなものを使って、複数の箇所の色を一括指定することはできないかと調べたところ、CSSの「カスタムプロパティ」を使えば良いことがわかったため、その方法について今回は共有させいていただきます。
配色
配色については以下のサイトを参考にして決めました。好きな四色の色の組み合わせを選ぶことができ、その色を組み合わせてブログの配色を決めることが可能で非常に便利です。
Color Palettes for Designers and Artists - Color Hunt
色の一括指定
色の指定に限らず、デザインCSSのコードを編集する際は、元のCSSのバックアップを取ってから編集するようにしてください!
ここからはこの記事の本題です。はてなブログで統一感のある配色をしようと思ったら、ブログタイトル・記事タイトル・見出し・サイドバーの見出しなど様々な箇所の色を指定しなければなりません。
色を一括で指定できるようにしたかったので、以下の記事を参考に、カスタムプロパティを用いてデザインCSSを記述しました。
CSS カスタムプロパティ (変数) の使用 - CSS: カスケーディングスタイルシート | MDN
例えば、 以下のように設定する場合を考えます。
メインカラー:記事タイトルの背景色、サイドバーの見出しの背景色
サブカラー:記事の見出しの色、日付の背景色、グローバルメニューの背景色
/*ブログで使う色を指定*/ :root { --main-bg-color: #ee7674; --sub-bg-color: #B61919; }
- 次に、2で定義した色を、var(--main-bg-color)という形式を用いて、適応したいところに代入していきます。
/*記事タイトル*/ .entry h1{ padding:10px; background: var(--main-bg-color); /*記事タイトルの背景色を指定: メインカラー*/ color: #ffffff; } /*サイドバー*/ .hatena-module-title { position: static; background-color: var(--main-bg-color); /*サイドバーの背景色を指定: メインカラー*/ border: 0.1px solid var(--main-bg-color); /*サイドバーのボーダーの色を指定: メインカラー*/ color: #fff; padding: 6px 8px; } /*大見出し*/ .entry-content h2 { position: relative; color: #000000; padding: 6px 8px; margin-bottom: 10px; padding-left: 20px; font-size:22px; } .entry-content h2:before { position: absolute; top: 0; bottom: 0; left: 0; background-color: var(--sub-bg-color); /*見出しの色を指定: サブカラー*/ border-radius: 3px; /* 線幅の半分 */ content: ""; display: inline-block; width: 6px; /* 線幅 */ } .date { color: #ffffff; /*日付の文字色*/ background: var(--sub-bg-color); /*日付の背景を指定: アクセントカラー*/ padding: 0px 6px ; /*日付の文字まわりのスペース*/ width: 100px; /*ボックスの幅(100%にすれば端まで広がる)*/ }
これで複数の場所の色を、:root{} の部分の色の指定を変えるだけで一括で変更することができるようになりました。
何が嬉しいのか?
まずは複数の色を、一箇所の入力を変えるだけで一括で変更できるという点です。ブログ全体の色を変更したいときに、ブログタイトル、サイドバーのタイトル、日付、見出し・・というように一箇所ずつ色番号を入力している箇所を探して書き換えていくのは手間がかかると思います。
また、色を変更する箇所が:root {}内のみで済むので、CSSを書き換えているうちに予期せぬ編集をしてしまって形式が崩れてしまうリスクを減らすことができます。
そして、ブログの色を決めかねている時でも、一箇所だけ変更すれば良いため、色のシミュレーションを行いやすいです。
最後に
今回は、ブログの色を一括で指定し、ブログのカスタマイズの手間を削減する方法について記事にしました。早く、安全に編集できる方法をぜひお試しください。このブログの見出しやその他の箇所を編集したときの記事はこちらです!
留学中に「英語がもっとできたら良いのに」と思う時
私はドイツの修士課程に留学しています。留学していると、英語がもっとできればなあ、と思うことが頻繁にあります。
私は、高校卒業後1年半ほど英語の勉強を独学でしていたり、オンラインでカナダの大学の提供する語学研修に参加したりしていたものの、ドイツに渡航した時の英語力はIELTSの6.5にとどまります。
これはCEFR1におけるB2レベルに当たります。EF SETのサイトでは、B2レベルは準上級者と定義されており、以下のように説明されています。
このレベルでできること:
・複雑な文章の要点を理解できる.
・テレビ放送や生中継で使用される標準的な表現を理解できる.
・幅広い様々な単語を利用した文章を理解できる.
出典: CFER と EF SET
私の体感では、ある程度まとまった量の英語を聞いて、細部まで理解できなくても要点は聞き取ることができ、表現力に乏しくとも、大抵の場面では意思疎通が可能、という感じです。
細部を聞き取る能力にかけ、表現の幅も狭いので、大抵の場面で意思疎通が可能とはいえ、「もっと英語ができればなあ」と思う場面が多々あります。この記事ではそんな場面について書きたいと思います。
英語が拙いうちから仲良くしてくれる人たち
私は非常に幸運で、倍率が高いと言われるドイツの学生寮に入ることができ、英語で会話できる友達がたくさんできました。また、学科も全て英語で修了するプログラムなので、クラスメイトとも全て英語で話します。
私は、寮の中でも、クラスの中でも、おそらく一番英語ができません。クラスメイトに関してはIELTS6.5という数字が私の所属する学科に出願する最低限の語学スコアだったので、私が最低レベルなことに不思議はありません。
でも、寮にはドイツ語で勉強するコースに所属している人もいます。というかそういう人の方が多いです。でも、みんな流暢な英語を話すのです。
そんな環境にあっても、拙い英語を話す私に、根気強く話しかけてくれる人がいます。そういう人とは、少なくともこの半年の間は良い関係を築けています。
渡航する前、Twitterかどこかで、「語学が未熟なうちから相手にしてくれる人のことは大切にしろ」というアドバイスを見かけたことがありました。そのアドバイスの大切さを今実感しています。
私がクラスの人や寮の人と英語で話す時、大抵は相手の方が英語ができるので、私の表現が拙くても、言わんとすることを察してくれます。本当にどうしようもなかったら翻訳機を使います。そうすることで、基本的には楽しく雑談をすることができます。
でも、話が複雑になったり、あまり馴染みのない話題になったりすると、コミュニケーションの難易度は一気に上がります。すると、「もっと英語ができればなあ」と感じるのです。
大好きな友人たちともっと話せるようになりたい
もしも英語が使えたら、私は周りの私によくしてくれる友人たちと、いろんな話をしたいです。日本語で話すときにように、軽口を叩きながら、どうでも良い話をたくさんしたいです。
私は受験英語やIELTSの対策を通して、英語を学んできました。そして、学部生の頃に参加したことのある語学研修も、社会問題について議論する中で英語の力を高めるという類のものでした。
ですから、形式的な文章の要旨や主張を読み取る訓練や、自分の主張を、例や根拠を挙げながら正当化する訓練はしてきました。
しかし、自分が今抱いている感情を表現したり、美しいものを見たときにそれがどう美しいのかを描写することなどは苦手です。訓練が足りないと感じています。
でも、友達と会話していると、自分の感情や感性を伝えて知ってもらいたいと思いますし、また相手のことも同じようにもっと深く知りたいと思います。
例えば、「このコースは〜についてらしい」「あのレストランが美味しかった」などの、表面的な勉強や生活の便利情報の話だけではなく、恋の話や自分が好きな洋服・ネイルポリッシュがどんなに素晴らしいかを熱弁したいのです。
友人と、漫画やアニメの感想を細部にわたって語り合いたいです。「日本にいつか行ってみたいんだ!」と言ってくる人たちに、日本の話をもっとしたいです。そのためには、もっとたくさん英語を話して、場数を踏む必要があります。
英語が下手でも、何も話さないよりはマシ
ただ、英語が下手では全く話にならないのかというと、そうではないと思います。英語が下手でも敬意を払ってくれ、こちらの話を辛抱強く聞いてくれる人はいます。英語が下手で、恥ずかしいからといって、友人らと集まったときに自分から話をしないのはもったいないと思います。
日本にいると、英語ができるというと「優秀な人」「格好良い人」という感じがしました。でも、言語はあくまでツールであり、それができる・できないからと言ってその人全体の評価が上がったり下がったりする類のものではないと思います。
私は言語はツールとしては乗り物に近いと思っています。乗り物は性能が良いほど、速く安全に低燃費で同じ距離を進むことができます。言語も、レベルが高いほど、短い時間で、確実に、負担を感じずに自分の言いたいことを伝えられるような気がします。時間がかかるからといってその道のりを進まないのはもったいないと思います。
もしも留学前に戻って英語の勉強をできるなら
もしも留学前に戻れるなら、また、集中的に英語を勉強する時間を作ると思います。私が去年の春に参加したような、海外の大学が提供している語学研修に、オンラインでも良いから参加して、話しまくると思います。
留学を開始したら自然と伸びるという考えもありますが、学位取得留学の場合は少し事情が違うと思います。
専門分野の勉強に追われて、日本にいたとき以上に語学のために勉強する時間を確保することが難しいと感じているからです。
おそらくどれほど語学力を上げても、完全に満足することはないと思うのですが、留学する前にできる限り語学力を上げていくべきだったと思います。
最後に
留学中に感じた、「英語がもっとできたら良いのに」と思う瞬間を思い出しながら書きました。
こちらの記事は「もし英語が使えたら」という特別お題の記事でした。ドイツに来てから、私が言語について向き合ってきたこととうまくお題がマッチしたので記事を書いてみました。
white-tea.hatenablog.jp white-tea.hatenablog.jp white-tea.hatenablog.jp white-tea.hatenablog.jp white-tea.hatenablog.jp
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正式名称:The Common European Framework of Reference for Languages, 語学のコミュニケーションスキルを示す国際標準規格↩
オンラインで受講できる海外大学の語学研修まとめ
今回は、英語圏の大学付属の語学学校の、オンライン英語研修についての記事です。「大学内でオンライン留学の奨学金が出るようだけど、どんなプログラムがあるかわからない」という学生や、「オンラインで語学を学び直したい」という社会人にとって、有益な情報になればと思います。
私自身がオンライン留学に参加した際の体験談はこちらです。
オンライン留学の調べ方
まずは検索しましょう。検索キーワードは以下のように。
"Summer/Winter school in (国名)", "English language course in University", "English as a foreign language (国名)"
ある程度良さそうなプログラムが見つかったら、必須の条件で絞り込みます。予算の範囲内か、ライブ授業なら時差を考慮した上で受講可能な時間帯であるか、などです。その上で、ご自身の目的(スピーキングを強化したい、など)にあったプログラムを選びましょう。
おすすめのオンライン留学プログラム
ここからは、私が去年オンライン留学に参加するために集めた情報を共有します。比較的安価かつ、日本で受講可能な時間帯のものを掲載しています。プログラムの内容・期間・金額などの最新情報は公式サイトで確認してください。
スピーキング・リスニングを伸ばしたい
Global Citizenship through English Online Program: The University of British Columbia
環境問題・スポーツ・コミュニティなど、色々なトピックについて英語で議論する中で、英語でのコミュニケーション能力を高めるプログラムです。
Advance your understanding of current global issues while improving your spoken English fluency and accuracy.
と書かれていることからもわかるように、スピーキングにおける流暢さ・正確さの向上が重視されています。私は前年度このプログラムに参加しました。
また、年間を通じて開催されているプログラムなので、好きな時期を選んで参加することもできます。同じ内容で、対面で開催されるプログラムもあります。
語学学校のある国:カナダ.
授業タイプ:ライブ授業 週15時間 個人学習 週6時間.
期間:4週間.
費用:1875 CAD.
時間帯:日本時間の午前.
English for Global Communication: University of Victoria
こちらはライブ授業 週3時間 個人学習 週7時間と、個人学習の比率が高いです。仕事や学業の合間に、柔軟な学習計画を立てて取り組めると思います。
Speak English with confidence.
と書かれていることからわかるように、スピーキング能力の向上が重視されています。
語学学校のある国:カナダ.
授業タイプ:ライブ授業 週3時間 個人学習 週7時間.
期間:4週間.
費用:895CAD.
時間帯:日本時間の午前.
English for International University Students (Online Course): University College London
本ブログの中で、最も週あたりの学習時間が長いプログラムです。2週間の間、集中して英語に取り組みたいという人には良いプログラムです。
This online course for international university students will help you develop your academic language skills and learn more about UK culture.
と書かれているので、学術英語と、イギリスの文化の両方を学ぶことができるプログラムです。将来長期的な留学を考えている人には、学術英語の良い訓練になると思います。また、イギリス英語に親しみたい人にとっても良いプログラムだと思います。
語学学校のある国:イギリス.
授業タイプ:ライブ授業 週15時間 個人学習 週15時間.
期間:2週間.
費用:805£.
時間帯:時間帯の記載なし.
English through Sustainability: Portland State University
SDGs(持続可能な開発目標)の、11番目の目標である、Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainableにフォーカスして、プログラム中は英語で議論を行います。
議論をする中で、英語でのコミュニケーションに必要な話す力を身につけます。
また、プログラムのうち約半分を、現地のパートナーとの1対1の会話練習や、小グループでの会話練習が占めていることもこのプログラムの特徴です。クラスの中での会話だと、人が多いとあまり話せないということも考えられますが、こちらのプログラムでは、少人数でたくさん話すことができます。
語学学校のある国:アメリカ.
授業タイプ:ライブ授業 週20時間.
期間:3週間.
費用:750USD.
時間帯:日本の午前中.
総合的に力を伸ばしたい
English Language Program (Intensive Program): University of Calgary
英語四技能を総合的に身につけるプログラムです。内容は以下の四つに主に分かれます。
- General English communication skills
- Literature Circle discussion groups
- Pronunciation
- Vocabulary/Idioms (5 week format only)
英語の本の輪読や、語彙の特訓など、他にはない活動があり、工夫に富んだプログラムである印象です。
また、対面で受けるという選択肢もあります。
語学学校のある国:カナダ.
授業タイプ:ライブ授業 週15時間 個人学習 週6時間.
期間:4, 5 週間.
費用:1375 or 1550 CAD.
時間帯:日本の午前中.
備考:日本語のサイトあり.
English for Academic Purposes Online (EAP Online): The University of British Columbia
こちらも総合的ですが、学術英語を身につけることを目標としているという特徴があります。
私が参加したプログラムであるGCEと同じ大学が開催していますが、このプログラムに参加していた友人は「 GCEと比べてエッセイやオーディオレコーディングの課題が多くて力がつく」と話していました。
Meet UBC's English Language Admission Standard at our B2 level
と書かれていることからもわかるように、このプログラムを修了すると、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)の出願のさいの英語の条件(B2レベル)を満たすことができます。
語学学校のある国:カナダ.
授業タイプ:ライブ授業 週18時間 個人学習 週3時間.
期間:8週間.
費用:2900 CAD.
時間帯:日本の午前中.
好きな時間に取り組みたい(オンデマンド型)
Online English and Academic Preparation: Certificate Program: Rice University
学術英語のプログラムです。こちらも、海外の大学や大学院を目指す人にとっては、学術英語を訓練できる良いプログラムだと思います。扱うトピックは以下のようになっており、幅広いです。
- Listening, Speaking, and Critical Thinking
- Writer’s Workshop
- Reading and Notetaking
大学入学レベルの学術英語を目指す'Pre-Collegiate'と、大学院入学レベルの学術英語を目指す'Grad Track'の2コースがあります。問い合わせたところ、プログラム開始から最終課題まで全て非同期型(オンデマンド)の学習とのことでした。録画講義を見て学習を進めます。
語学学校のある国:アメリカ.
授業タイプ:個人学習 週4時間.
期間:10週間.
費用:受講料はコースにより異なる.
時間帯:完全オンデマンド方式(録画講義).
夜間のライブ授業が良い
English for Effective Communication- Online: University of Toronto
ライブ授業は、週に3回・日本時間20時から22時半ですから、日中忙しい社会人や、学期中の学生でも受講可能です。年間を通して開催されているプログラムです。
- Develop your English skills for effective communication
- Speak with greater fluency, accuracy, and confidence
と書かれていることからもわかるように、スピーキングに重きを置いているようです。
語学学校のある国:カナダ.
授業タイプ:ライブ授業 週7.5時間 個人学習 週2.5時間.
期間:3週間.
費用:980CAD.
時間帯:日本時間の夜間.
最後に
オンライン留学はまだまだ経験者が少ないため、オンライン留学プログラムを探している人の役に立てれば幸いです。
また、今回紹介したプログラムを提供している機関の中には、別の留学プログラムを提供しているところもあります。対面であるか、何にフォーカスしているプログラムなのかは、プログラムによって異なるので、サイトの中で確認してみると良いと思います。それでは!
合わせて読みたい
カナダの語学研修に日本からオンラインで参加した時の話
こんにちは!この記事では、私がカナダのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)の大学附属の語学学習期間が提供する、オンラインの語学研修プログラムに参加したときのことを書きます。また、そこでの体験が今のドイツ留学にどう影響したかということを書きます。
参加の動機
参加の動機は、海外大学院の出願に必要な英語のスコアを取得するべく、集中して英語に取り組む環境を作るためでした。
英語を独学で勉強し始めてから1年ほど経過して、特にリスニングとスピーキングで伸び悩みを感じていました。
そして、学部生として最後の春休みであること(すなわち、語学のためにまとまった時間を確保して勉強する最後の機会であること)、所属していた大学がオンライン留学の奨学金を提供し始めたことなどが後押しして、参加に踏み切りました。
参加したプログラムについて
Global Citizenship through English (GCE) Online Programというプログラムに参加しました。
プログラムを選んだ理由
大学が斡旋しているプログラムが、私がプログラムに求めることとあまり一致していなかったので、参加するプログラムが自分で見つけました。
以下の観点で、参加するプログラムを選定しました。
- リアルタイムで、ビデオチャットなどを用いて参加できること(あらかじめ録画された動画をただ観るだけのものは除外しました。)
これは、スピード感のあるコミュニケーションの練習をしたかったからです。
時差を考慮した上で、適切な時間帯に受講できること
予算面
私が選んだプログラムであるGCEは、以上の全ての条件を満たしていました。特に、社会問題に関することを積極的に議論することを通して英語のトレーニングをするという方針が私に取って理想的でした。より実践的なコミュニケーションを取れると思ったからです。
私が海外の語学研修を調べていたときに、候補として保存していた語学研修を記事にまとめてみました。
授業の流れ
授業は、週に4回、1回2時間15分で行われました。
1週間に一つの社会問題に関するトピックを扱うので、1週間を一つの単位としてプログラムは進行されました。
大まかな流れはこんな感じです。
1日目:その週のトピックに関する導入が行われる。講師からプレゼンテーションが行われ、簡単な質問に関して考えてみる。
2〜3日目;その週のトピックの議論を深める。記事を読んだり、動画を見たりして、それについてそれぞれの意見を述べたり、議論したりする。
4日目(週の最終日):その週に議論したことを踏まえて、プレゼンテーションを行う。そのトピックに詳しい人をゲストとして招いて、インタビューをすることもあった。
4日間で一つの話題について集中的に議論するため、その分野に関する語彙が身に付きます。また、議論する際に必要な文法的な表現やも学びます。そして、発音やイントネーションに関する講義もあります。
とにかく、盛りだくさんの内容でした。
授業外での活動
ブリティッシュ・コロンビア大学附属の語学学校が提供するプログラムなので、そのプログラムのCultural Assistantとして、大学生が働いています。その大学生たちと交流する機会があります。
授業の中で接することもありますが、Buddy Programの枠組みの中で、二人一組になって週に一回ビデオチャットをすることもできました。
また、講師の方は非常に親切で、オフィスアワーの時間に質問をすると快く答えてくださりましたし、自分で描いたエッセイを見せるとアドバイスをくださりました。
プログラムに参加して良かったと思うこと
- 英語のアウトプットの機会を得ることができた
これが圧倒的に大きいです。私はこの語学研修プログラムに参加するまでは、オンライン英会話で文法の単元に基づいたトレーニングをするとくらいしか英語を話す機会がありませんでした。
でも、このプログラムに参加することで、より、文法の単元に縛られない実践的なコミュニケーションを体験することができました。
- 自分の英語の課題が明確になった
一つ目と同じことなんですが、英語のアウトプットの機会を得て、実践的なコミュニケーションをとっていると、自分の英語の苦手な部分が明確になります。
例えば、この分野の語彙が弱いとか、こういうことを伝えたいけどなんて言ったら良いかわからないとか、できない部分が浮き彫りになります。
そして、その見つけた課題に対して、個人で勉強して新しい語彙や表現を覚えるぞという気になります。そうすることで、英語の弱点を発見→克服→話す→また弱点が見つかる・・というように、自然と自分から英語を勉強する循環が出来上がります。
個人的にはこれが私の英語の勉強のモチベーションの向上につながりました。
大学院留学を開始した今になって思う反省点
反省点は、恥を捨てきれなかったことです。もう少し、積極的に授業に参加すれば良かったと思います。
今、大学院留学をしている私からすれば、GCEでの英語のコミュニケーションの環境は、非常に守られたものです。よく整備されていると思います。英語を間違っても、優しく指導してくれる一流の指導者がいました。間違った表現をしてしまっても、なんのペナルティもありませんでした。
私が今いる環境は違います。英語で間違ったことを言っても、優しく指摘してくれる英語のプロは周りにいません。
そして、英語の表現に問題があると、他のことに何かしらの影響が出ます。例えば、授業のプレゼンテーションでよくわからないことを喋っていたら、高い成績はもらえないでしょう。病院で自分の症状を適切に伝えられなければ、自分の健康に関わります。
もう一度このプログラムに参加できるなら、私は引っ込み思案にならずに、自分から喋りまくると思います。文法の誤りをプロに指摘してもらえる機会は貴重だと知ったからです。
グループで質問された時に、誰かが話し始めるのを待たずに、一番に話し始めると思います。重要なことはどれだけ賢そうなことを話すかではなく、積極的な話すこと自体だとわかっているからです。
終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。コロナ禍で海外への渡航が危ぶまれる中、オンライン留学は、海外とつながるための一つの手段だと思います。この記事が、オンライン留学をもっと身近に考える一助となれば幸いです。
合わせて読みたい
イースターエッグを着色する方法が面白かった話
皆さんはイースターという休日がドイツにあることを知っていますか?イースター(復活祭)は、イエスキリストが死を乗り越えて復活したことを祝う最大の祝祭日です。
イースターエッグはイースターのシンボルの一つです。卵を着色し、カラフルにしたものを家の近くのどこかに隠し、子どもに見つけさせるということが伝統行事の一つだそうです。
最近、友達の集まりで、イースターエッグを作ってみたので、その時に驚いたことを紹介したいと思います。
着色の方法
卵に着色するといっても、どうやって着色するのか、卵の殻の中身はどうするのか、と思う人も多いでしょう。
順を追って説明します。
まず、着色の方法については、私が体験したものは二通りありました。
一つ目は、インクを水に入れて色水を作り、そこに卵を漬けて着色するとう方法です。この方法では、インクが水で薄められているので、薄い色づきになります。
二つ目は、インクを筆にとって、筆で卵の表面に直接描くという方法です。こちらはかなり強めの発色になります。
そして卵自体については、茹でられた状態の卵を使用します。万が一割れても被害が少ないからでしょうか・・
着色料の中には、口にしても大丈夫なものと、そうでないものがあるので、前者を使った場合は、着色した後の卵は割って食べてしまいます。後者の場合は食べるのは控えたほうが良さそうです。
着色のテクニック
卵を着色するテクニックは、ドイツ人の友達によると、各家庭によって独自のスタイルや技術があるようです。その中で、普遍的でありつつも私が驚いた着色の技術について描きます。
これは、色水を使って着色する場合のテクニックです。私は、色水に卵を漬けるだけだと、卵はその色によって全体が染まりますし、工夫したとしても作れる模様はせいぜいグラデーションだと思っていました。
でも、周りを見渡すと、色水だけで精緻な模様を作り出している人がいたのです!どうやったと思いますか???
ポイントは、「蝋」を使うことです。蝋は水を弾く性質があるので、一旦蝋を塗った場所には、卵を色水につけたとしても、それ以上の着色はありません。
その性質を使って、複雑な模様を描くことができます。その手順を画像にしてみました。
まず卵を黄色の色水につけます。
卵を黄色の色水から取り出します。
取り出した卵に、蝋で花の模様を描きます(グレーの部分)
今度は、オレンジの色水に卵をつけます。
卵をオレンジの色水から取り出します。
するとなんということでしょう!卵全体はオレンジに染まりますが、蝋を塗った部分だけオレンジに染まらず、蝋を塗る前の色が残っています!
この技術のポイントは、淡い色から順に着色するということです。一度濃い色に染めてしまったら、それは二度と淡い色に戻らないからです。暖色系だったら、黄色→オレンジ→赤、寒色系だったら、黄色→緑→青などの順番が良さそうですね。
この技術をしって目から鱗だったので、私も早速試してみることにしました。
自分でもやってみた
上記の色水を重ね塗りする技術を自分でも試してみました!
どうやって塗ったかわかりますか??
まず、そのままの状態の卵にいくつか蝋で水玉模様を描きます。
そして、その後緑の色水で着色します。
さらに、初めに塗った水玉模様よりも一回り大きい水玉を、重ねて蝋で描きます。
そして、水色の色水で着色します。
さらに、最後の水玉模様よりも一回り大きい水玉を、重ねて蝋で描きます。
そして、紫色の色水で着色します。
残った部分を筆でグラデーションを描きます。
こんな手順です。周りの人からはムンクの"叫び"みたい!と褒めてもらえました。誉め方の感性が素敵だと思います。
終わりに
この蝋を使ったテクニック以外にも、いろんな技術があるようです。卵を塗るというだけのことにこれだけの創意工夫を発揮しているとは思ってもいなかったので、驚きの連続でした。
また、こんな風にドイツの文化を体験したいです。それでは!
合わせて読みたい white-tea.hatenablog.jp
ドイツ留学の初期に大変だったこと③大学の制度
こんにちは!今回の記事では私が適応するのに苦労したドイツにおける大学のルールについて書きます。
履修登録の方法
私の所属するドイツの大学では、学期の初めの最初の2〜3週間のうちに、まず授業の履修登録をします。日本の大学と同様に、オンラインで登録します。そして、そのほかには、授業で使う教材などが格納されている大学のシステムにも、履修したい科目を登録します。
試験が近づくと、今度は試験登録が始まります。そう、科目を履修するための登録と、試験の登録が別々で行われるのです。ここが日本の大学との違いだと思います。
流れとしては、以下のような感じです。
最初の週に興味のある科目を全て履修登録して、初回の授業を受けてみる
2週目以降は1週目の印象をもとに講義を受けると決めた科目を継続して受講します。
1回目の試験登録の期間に、試験を受けたい科目を登録する。ここが科目の履修を解除する最後の機会。
試験を受け、成績を受け取る。(試験の結果が出るタイミングは科目によって様々です。)
4で受けた試験が合格なら、それで終了。不合格なら、試験の再登録期間に2回目の試験を登録し、再度受けなおす。
この試験登録をすることをうっかり忘れてしまいそうで怖いです。そうならないことを願っています。。。
講義の時間と昼休み
私のいる大学では、授業は基本的に2時間を一つの単位として行われます。まず初めに驚いたことは、昼休みがないということです。日本の大学では12時から13時の間が昼休みになっていて、その時間に食堂などでご飯を食べることができました。
ではドイツの大学生は昼ごはんを食べる時間もないのか?というとそれは少し違います。c.t.とs.t.という制度があります。例えば、10:00〜12:00の枠に授業が一つあったとします。
10:00〜12:00 c.t. と書かれている場合は、授業の時間は15分遅く始まって15分早く終わります。つまり、授業を受ける時間は、10:15〜11:45 となります。
10:00〜12:00 s.t. と書かれている場合は、記されている時間いっぱいに講義が行われます。つまり、授業を受ける時間は、10:00〜12:00 となります。
c.t.とs.t.のどちらであるかは、自分で科目のシラバスを見て確認する必要があります。例えば、c.t.の科目が二つ連続していたら、30分の休みがあり、その間に移動をしたり食事を取ったりすることができます。
大学のキャンパス
日本の大学は基本的に、大学の授業を受ける施設と、大学の事務系の施設、食堂や体育館などが一つの場所に集まっていて、それを「キャンパス」と読んでいると思います。
私のいる大学はちょっと違っていて、街全体に大学の施設が点在しています。だから、例えば一つの講義を街中で受けた後に、もう一つの講義を受けるためにバスに乗って丘の上まで移動する、ということもありえます。
初めのうちはこれにあまり慣れていませんでした。そして、ようやく慣れてきたかなというときにコロナが再流行したのでオンラインになり、振り出しに戻ってしまいました。(笑)一つの場所に人が集まりすぎず、混雑しないということは良い点だと思いますが、移動に時間を取られてしまって、教室移動が大変な時があります。
試験の決まり
私の大学では、一度試験に登録すると、全部で3回の試験のチャンスが与えられます。1回目は学期末、2回目は次の学期が始まる直前、3回目は次の学期の学期中です。そして、この3回のうちどこかで試験に合格しなければいけません。
3回とも落ちてしまったらどうなるのか?という声が聞こえてきそうですが、3回とも落ちてしまったら、その科目については単位を落としてしまうことになります。そして、それ以上の試験のチャンスはありません。
つまり、もし必修の科目で3回とも試験に落ちてしまったら、必修の科目を取得することができなくなり、事実上の退学になってしまいます。これがドイツの大学の怖いところです。。。
私はこれが怖すぎて、クリスマス休暇中やや憂鬱な気分になっていました。無理もありません、ドイツで試験を受けるということが如何程のものか全く知らずに、初めの学期は必修科目を多く取っていたので、最悪退学になってしまう可能性があったからです。
試験中に持ち込むもの
文房具に関しては、シャープペンや消しゴムを持ち込むことはできません。基本的に、黒か青のボールペンを使います。
そして、試験中に机の上に飲み物や軽食(!)を持ち込んで、試験中に食べることが許されています。初めて試験を受けた時は、私の前の席に座っている学生がバナナを食べながら試験を受けていて大変驚きました。
また、科目によっては、数枚のチートシートや、電卓を持ち込むことが許されています。
終わりに
私の周りを見る限り、学士課程の頃に半年から一年程度ドイツの大学で交換留学をしていたという子が一定数います。しかし、私は交換留学の経験がなかったので、海外の大学で授業や試験を受けるということ自体が全くの初めてでした。
履修登録、授業を受ける、試験と一つ一つのステップで今までとは違う制度に出会い、戸惑うこともありました。正直、初めの半年間は、勉強で高い成績を取ることよりも、語学力をあげることよりも、様々な仕組みの違いを含めた、新しい環境に慣れることが一番大切だったと思います。
新年度を迎え、環境に変化があったというか読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。ドイツで、何もわからない学生が、いろんな壁にぶち当たってやらかしていることを知って、新しい環境が難しいのは自分だけではないと思っていただければ良いなと思います!それではまた!
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